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コードネームが分かるとこんなに便利です




Daily Music 講師の中間鈴花です。音楽理論、ポピュラーミュージックを主に担当しています。


ポピュラーミュージックを学習する上では特に重要な「コードネーム」というものがあります。今回はコードネームが分かることの”便利さ”に焦点を当ててみたいと思います。




まずはざっくりとコードネームについて説明をします。


コードネームとは、和音の構成(コード)を記号にしたものです。

例えば、「C(シー)」というコードネームは「ド・ミ・ソ」が同時に鳴り響いたときの音を指します。一文字で複数の音を指定できるので、とても効率的なシステムです。

もちろん、これは最もシンプルなコードネームのひとつなので、実際にはもう少し長い文字数のものもあります。


ポピュラーミュージックは、コードの並びによって出来ています。

ここで、お誕生日パーティに欠かせない「Happy Birthday」がどのようなコード出来ているか紹介します。



Happy Birthday to you

  C G


Happy Birthday to you

G C


Happy Birthday dear ○○

C F


Happy Birthday to you

C G C


(※メロディをソの音から始めた場合)


コードの部分に注目してみてください。出てくるコードは「C」「G」「F」のたった3つです。


この3つのコードが示す和音は、以下のようになります。

C…ド・ミ・ソ

G…ソ・シ・レ

F…ファ・ラ・ド


この3つの和音さえ弾けるようになれば、家族や友人のお誕生日に「Happy Birthday」を披露して、パーティがより盛り上がること間違いなしです。


ここから、コードネームを4つ、5つ…と覚えていけば、演奏できる曲はどんどん増えていきます。

Daily Musicの生徒さんの中にも、コードネームを読みながら、好きな曲をピアノで演奏したり、弾き歌いをしたりして、音楽を楽しんでいる方がたくさんいらっしゃいます。



さて、コードネームがわかることの”便利さ”についてです。

ピアノを演奏するには、楽譜が読めなければならない、と思っていませんか?

楽譜は、楽曲を正確に記すために欠かせない存在です。その正確性ゆえルールが細かく、とっつきにくい感じは否めません。


しかし、コードネームはそうではありません。

アルファベットと数字の組み合わせで成り立っていますし、和音の構成にのみ焦点を当てているので、とてもシンプルです。楽譜を読むのはちょっと苦手、という方でも、気軽に音楽を楽しむことが可能です。

実は、ポピュラーミュージックの業界で活躍しているプロミュージシャンであっても、楽譜が読めない人は決して珍しくないのです。



高かったはずのハードルが、一気に低くなったように感じませんか?

コードネームの学習は、これから音楽を始めたいと考えている方、とりわけポピュラーミュージックに興味のある方には大変おすすめです。

少ないコードで演奏できる楽曲は、「Happy Birthday」以外にもたくさんあります。

ぜひ、簡単な曲から挑戦してみてください。

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