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ジャズピアノのアドリブのレッスンの進め方




こんにちは、ジャズ、ポップスピアノ講師の山田亮です。この教室にはいろいろな講師がいます。クラシックピアノの講師もいるし、他のジャズピアノの講師もいます。


今回はジャズのアドリブを弾けるようになるためのレッスンの進め方を簡単に紹介します。あくまで私の場合の教え方です。ブログなので非常に簡単な説明ですが、実際のレッスンではそれぞれのステップをかなり丁寧に詳しく説明します。



大事な前提。

ジャズのいろいろな演奏を聴くことはとても大事です。どんなレベルの方もジャズを楽しんで聴きながら響きや雰囲気を身体に染み込ませましょう。そして上達してきたら演奏を耳で聴いて真似すること(耳コピ)が非常に大事になってきます。しかし何もわからない状態で耳コピをすると、大変なのになかなか結果がみえないので挫折しやすいです。私の場合は、中級ぐらいから少しずつ耳コピを導入していくことにしています。今回の記事はゼロからジャズピアノをはじめる初級の方向けの内容です。以下の内容を経たあとで耳コピに入ると、音源の演奏がやっていることを理解しやすいです。



どのスタイルで弾くか考える。

ピアノは状況によって弾き方が大きく変わります。一番大事なポイントは「ベースパートを誰が弾くか」というところです。セッションなどでベーシストがいる場合はピアニストがベースパートを弾かないです。ピアノ一人だけで形にする場合はピアニストが左手でベースパートを弾く必要があります。そうすると、例えば以下のような選択肢があります。


ベーシストが他にいる時、基本的には以下のように弾きます。

右手:アドリブソロ

左手:コード


ベーシストがいない場合は以下のようないくつかの可能性があります。


・コードを省略する例

右手:アドリブソロ

左手:ベースパート


・左手が頑張る例

右手:アドリブソロ

左手:ベースパートとコード


・右手が頑張る例

右手:アドリブソロとコード

左手:ベースパート


・ベースパートを省略する例 手:アドリブソロ

左手:コード




コードを弾けるようにする。

以上のように大まかな方針を決めたら、まずはコードの音を弾けるようにします。


この形で弾くことが多いです。

右手:コード

左手:コードのルート



コードトーンを選ぶのに慣れる。

コードの音を理解できたら、次はコードトーンだけでアドリブを作っていきます。

コードトーンとは、コードを構成する音のことです。

例:Am7のコードトーンはラドミソ


最初はリズムの要素を考えなくてすむように、四分音符でコードトーンを埋めていきます。はじめはあまり考えずにただコードトーンを埋めていきます。慣れてきたら、コードトーンだけでも音楽的に面白くなるように考えて音を選んでいきます。



休符を入れてみる。

コードトーンを選ぶのに慣れてきたら、休符を入れてみます。休符を入れると【フレーズ】というものが分かりやすくなります。フレーズという考え方は非常に重要です。バラバラな音だったものが、ある小さい音のグループに分かれます。この音のグループを言語で例えると、単語もしくは短い文章のような感じです。



スケールを考える。

コードトーンが上手に使えるようになってきたら、スケールを考えます。ただし、自分で使えるスケールを考えるのはけっこう大変です。音楽理論に慣れていない生徒さんの場合は、講師がスケールを指定します。何曲か練習してきて慣れてきたら、スケールを自分で選ぶために必要な音楽理論の知識を伝えます。



曲の進行に合わせてスケールを埋める。

使えるスケールが分かったら、曲の進行に合わせてスケールを埋めます。ここから8分音符を導入するので、スイングのリズムの説明もします。コードが変わっても気にせずどんどんスケールを上っていき、適当なところで今度は折り返して下がっていきます。



スケールを弾きつつ、コードトーンの後に休符を入れる。

今度はスケールを連続して弾きつつ、コードトーンの後に休符を入れます。フレーズがコードトーンに解決する感覚を養います。



その後

この後もいろいろなステップがありますが、項目の名前だけ書いておきます。

・跳躍を入れる。

・半音下からのアプローチノートを使う。

・半音上からのアプローチノートを使う。

・テンションを使う。



まとめ

このやり方で多くの生徒さんがコードやスケールの理解をしながらアドリブソロできるようになってきました。この状態で耳コピに入ることで、過去の偉大なミュージシャンの工夫も理解しやすくなります。自分が演奏できるようになっていくと聴く楽しみも増えます。とても豊かで幸せなことだと感じます。ぜひ皆さんも気軽にレッスンを受けてみてくださいね。

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