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手の小さい人がクラシックピアノを弾くためのヒント

  • 執筆者の写真: 山田亮
    山田亮
  • 6 日前
  • 読了時間: 2分

Daily Music 講師の田中愛実です。

クラシックのレッスンを主に担当しています。


人は、背の高さがそれぞれ違うように、手の大きさも人によって違います。

私はピアニストの中では手が小さい方だと思います。ピアノの真ん中のドに親指を置くと、1オクターブ上のレを小指でギリギリ触れるぐらいです。小学生の頃は1オクターブすら届きませんでした。


手が小さいと、連続でオクターブを弾くのが困難だったり、無理な練習をして手を壊してしまう可能性が高くなります。それでもピアノをやっているからには難曲にも挑戦してみたいですよね。


ここでは私と同じ悩みを持っている方へ、何かの参考になればと思い、いくつかアイディアを挙げてみます。



●連続オクターブがたくさん出てくる作品を避ける


例えば、リストのロ短調ソナタやスペイン狂詩曲など、明らかにオクターブがたくさん出てくる作品は、手に負担がかかるのでなるべく避けた方が良いと思います。特に人前で演奏するときは練習量が増えるので、手に負担のかからない選曲を心がけてみてください。




●和音やオクターブを弾くときは、常に脱力を意識する


大きな音で連続オクターブや四和音を弾くときは指がつりそうになりますよね。

そのような時は、音を出した後すぐに力を抜く、ということを意識してみてください。最初はゆっくり弾きながら1和音ずつ脱力していくと、力を抜く習慣がついてくると思います。




●和音が届きにくい時は、もう片方の手で手伝えないか試してみる


例えば、左手に広い音域が出てきたときに、右手を使って左手の音を拾えることがたまにあります。手の届きづらさが原因でイメージした音が出せないときは、弾き方を工夫してみましょう。




●音色や小技を磨く!


手が小さいからこそ、細かいパッセージや音色にはこだわりを持てると良いですね。指を速く動かしたり、連打やトリルを磨いたり、自分が得意だなと思うテクニックを伸ばしながらレパートリーを広げていってください。





いかがでしたか?

手の小さい人は、ピアノを弾くのに不利だなと感じることがよくあると思います。

でも、工夫と練習の仕方次第でもっと楽しめるようになりますよ!


もし、手の大きさについてお悩みがある場合はいつでもご相談くださいね。

 
 
 

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