
Daily Music 講師の柴垣健一です。クラシックピアノを主に担当しています。
今回は『10分×高頻度のレッスン』という当教室のシステムについて、特に「高頻度でレッスンをすること」のメリットについて書いていけたらと思います。
レッスンにおけるすれ違い
これまで従来型のレッスン(例えば、30分×月4回など)を受けていて、次のような経験をされたことはあるでしょうか。
『1週間、先生に言われた通りに練習したつもりが、再びレッスンに行くと勘違いがわかり、練習のやり方を改めてもらった。』
恐らくこういった経験を一度はされたことのあるのではないでしょうか。このようなことがあると、1週間頑張った練習が無駄になってしまったように感じてしまうかもしれません。
レッスンはコミュニケーション
ではなぜこのようなことが起こってしまうのでしょうか。それは、レッスンというものは「コミュニケーション」だからです。
先述のようなシチュエーションでは、講師の側は正しく伝えたつもりでおり、またレッスンを受けた側も正しく理解したと思っています。つまりお互いしっかりやるべきことはできているにも関わらず、コミュニケーションのズレによってレッスンの効果が発揮できていないということになります。
レッスンの効果を発揮するためには、「伝える」ことと「理解する」ことがちゃんと噛み合っていないといけません。
「ズレ」は悪くない?本当の問題は?
このようなコミュニケーションのズレは、日常生活でも頻繁に起こることだと思いますが、私は「コミュニケーションのズレ」自体は悪いことではないと思っています。
人同士のコミュニケーションにおいてズレを完全に無くすことはできないですし、その「ズレ」に気がつくことを通してむしろお互いを知ることになり、コミュニケーションが成熟していくこともあると思うからです。
なので本当の意味で解決しなければならない問題は、「そのズレが大きくなってしまう」ことや、「ズレに気が付かない」ことではないでしょうか。
ズレに早く気がつくために
では、「ズレが大きくなる前に気がつく」ためにはどんなことができるのでしょうか。
当教室では「高頻度に」レッスンを行うことで、そのズレに気がつきやすくなっています。
例えば先述のように、
「講師も正しく伝えたつもり、受けた側も正しく理解したつもりだけれども、解釈がズレてしまった」
というケースがあっても、翌日にレッスンがあってすぐ確認をすることができれば、すぐにズレに気がつき修正することができます。これがもし1週間、1ヶ月と間が空いてしまうと、その間ズレに気づかずむしろ大きくなってしまうかもしれません。
このように「ズレにすぐに気づいて解消できる」ことは、高頻度でレッスンをすることの大きなメリットです。
まとめ
今回は「高頻度で」レッスンをすることにより、コミュニケーションのズレに気づき、解消しやすくなる。ということについて書いてみました。
人と人とのコミュニケーションにおいて、ズレを完全に無くすというのは難しいことだと思いますが、高頻度に確認をすることでそのズレを見つけやすくなり、また最小限にとどめることができると思います。
これらのことは私が実際に高頻度でレッスンをすることを通して感じていることです。
是非皆様にも、体験レッスンで実感していただけたらと思います!
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