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「譜読み」のトレーニング

9月1日
読了時間: 5分


Daily10Msuic 講師の柴垣です。クラシックを主に担当しています。


クラシックピアノを習う上で高いハードルの一つとして「譜読み」というものがあると思います。


楽譜に書かれたたくさんの記号や情報を読み取って、それを元に演奏をすることは、慣れないうちは本当に大変です。


ですが、この「譜読み」の力によって、クラシックピアノの学びは大きく変わってくると考えています。


今回はこの「譜読み」について、楽譜を読む力の重要性や、トレーニング方法の例、レッスンでの実践について、書いていけたらと思います!




楽譜を読む力の重要性


クラシックピアノを習うとなると、恐らく99.9%の場合でなんらかの「楽譜」を手に取り、その楽譜を読んで弾いていくことになると思います。


それは、そもそもクラシック音楽というものが楽譜を介して残され、楽譜を介して演奏されるということが通例だからだと思います。


もし楽譜なしでクラシックピアノを学んでくださいと言われたら、それは楽譜がある場合よりも効率が悪くなってしまうと思います。


例えばある曲の45小節目を練習したいというときに、楽譜があれば45小節目の場所は視覚的にわかりやすく、そこを読みながら弾いていくことができますが、もし楽譜がない場合には音源や動画などを見て45小節目の場所を探し、音や鍵盤を探すことにも手間がかかります。


もちろん、動画や音源で学ぶこともできますし、それにより得られることもたくさんあると思いますが、「楽譜を読んで練習する」という選択肢は無いよりはあったほうが良いのではないかと思います。特に演奏する音の多いクラシックピアノにおいてはなおさらだと思います。




楽譜を読む力のトレーニング


とはいえ「楽譜を読む」というのはかなり特殊なことで、すぐにできるものでは無いと思います。


楽譜はある種の言語のようなもので、読めるようになるためには言語学習と同じように「たくさん読み」「たくさん弾く」というような積み重ねが必要だと思います。(とはいえ、新しい言語を1つマスターするよりははるかに楽だと思います!)


その積み重ねを行う下準備として、是非行なってほしいトレーニングをいくつかご紹介したいと思います。



①ドレミの順番を覚える


当たり前に思えるかもしれませんが、とても大切なことです。


これは「ドレミファソラシド」という順番を覚えているだけでは不十分で、例えば「ドシラソファミレド」と下ることができること、あるいは「レ」から始まる「レミファソラシドレ」など「ド」以外を基準にしてドレミの順番を理解できること、が必要だと思います。


これができると、音符を読むときにド以外の音からでも読み始めることができるので便利です。



②頭の中で音程を測ることができる


クラシック音楽では音の高さを「音程」で比較します。例えばミはドに対して音程が「3度高い」などと言います(ドからミまで「ドレミ」と数えて3度です)。


これをあらゆる音程で、あらゆる音を基準に理解できることは、譜読みの効率を格段に上げると思います。


例えば「ラの4度上はレ」「シの5度下はミ」などをスムーズに答えられると、楽譜上のある音符を基準にして他の離れた音符を読むことができて便利です。



③楽譜上のフレーズの形と、鍵盤上の動きをリンクさせる


楽譜というのは高い音が上に書かれ、低い音は下に書かれます。

対してピアノの鍵盤は高い音が右側にあり、低い音は左側にあります。

この「上下」と「左右」が混乱の元になることがあると思います。


なので、「楽譜が上に行ったら鍵盤は右にいく」「楽譜が下に行ったら鍵盤は左にいく」ということに慣れていく必要があります。


具体的なトレーニングとしては、例えば「ドレミレド」というフレーズを読む時にも「ド」「レ」と音を一つずつ読んでいくだけではなく、「上がって下がる」という動きに着目して「じゃあ鍵盤では右にいって左にもどるんだ」というざっくりとした理解をすることは有効だと思います。


これに慣れてくると、楽譜をパッと見た時に鍵盤上でざっくりどんな動きになるのかを、スムーズにイメージできるようになると思います。



上記のようなトレーニングは、慣れるまでは大変かもしれませんが、できるようになると楽譜を読むハードルは格段に下がっていくのではないかと思います。




レッスンの場で一緒に譜読みをする


ピアノのレッスンでは「譜読みは生徒自身でするもので、レッスンではその先をやるもの」という通念があるように感じます。


もちろんそれができる場合はどんどん自分で譜読みをすることで進みは早くなると思いますが、そもそも「自分で譜読みをする」ということが大変な場合もあると思います。


そのような場合には、レッスンで「譜読みの練習」をすることでまずは譜読みのハードルを少しでも下げてあげることが長期的には重要なのではないかと思っています。



レッスンでの譜読みの練習として、上記に挙げた基礎的なトレーニングはもちろんですが、その他にもより実践的に、例えば「レッスンの場で一緒に譜読みをする」ことも、よいトレーニングになるのではないかと思います。


一見複雑に見えるフレーズにパターンを見つけたり、似ている箇所を見つけたり、といったことを通して、楽譜が一気にシンプルに見えたりすることがあると思いますが、講師はそういった広い視点やノウハウをたくさん蓄積していると思います。


講師と一緒にいろいろな発見をしながら譜読みをすることを通して、様々な楽譜の「読み方」を体験していくことができると思います。


もちろん1人で譜読みを進めることも有意義だと思いますが、講師と一緒に楽譜を見ることで、より幅広い視野から新しい楽譜の読み方を知ることも、譜読みをする上で大きな助けになるのではないでしょうか。




まとめ


今回は「譜読み」について書かせていただきました。


Daily10Musicでも、レッスンを通じて「譜読み」のトレーニングを日々行っています。


「読んで」「弾いて」「発見して」というプロセスを講師と一緒に行うことで、少しでも楽譜を読むのが楽に、最終的には「楽しく」なったらいいなと思ってレッスンをしています。


もし「譜読み」に悩んでいる方がいらっしゃいましたら、是非一度体験レッスンにお申し込みください!

 
 
 

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